いつものように、新しいスターウオーズを見るとき、まず英語音声、日本語字幕で見て、その後は日本語吹替で観る。 #アソーカ シリーズの視聴もそうであった。日本語吹替で観るときは、その日本フィルターを通して新たなスターウオーズの面を垣間見える。アソ…
アニメとスターウオーズのファンにとって「スターウオーズビジョンズ」は夢に見た企画と言っても過言ではない。スターウオーズの世界観の礎の一部ともなっている日本文化だけど、スターウオーズビジョンズはこの原点が前面に出ているだけではく、日本アニメ…
スターウォーズの世界観を形成する概念と言えばまず「フォース」が思い浮かぶのだ。このフォースには「光」と「闇」とそれぞれの面で構成され、オリジナルトリロジーでは主人公であるルークスカイウォーカーを通して「光」がどのように「闇」に克服されるか…
日本語という言語の世界への入り口の一つはアニメだった。カウボーイビバップやるろうに剣心を初め、字幕版を見ながら新たに覚えた日本語を必死に聞き取れようとした。その語学的な目標を目指すと同時に、アニメの世界観と豊な表現力も当然堪能した。アニメ…
日本語を勉強し始めたころ、できるだけ日本語と多く触れ合うようにした。その一環として、漫画をたくさん読んで、少しずつ日本語に馴染んできた。最初に読んだ漫画の一つは井上雄彦氏の「バガボンド」であった。その原作は吉川英治の「宮本武蔵」である一方…
Ghost of Tsushima" というゲームに一番相応しい言葉は「風光明媚」かも知れない。蒙古の襲来に遭う鎌倉時代を舞台に、その戦乱を極めた時代をこれほど美しく描写されるなんて驚いた。ゲームであり、そしてその上に時代劇のオマージュでもあるこ…
非常に興味深い記事であったため、一部を抜粋して(英訳は拙僧のものであり)紹介したいと思う。拙僧が初めてハマったアニメシリーズはカウボーイビバップであったけど、次に見たシリーズは確かにエヴァンゲリオンであった。そこで描かれたテーマは非常に衝…
晩期の旧共和国でのジェダイ騎士団はフォースに対してかなり独断的な解釈を取り、そのあげくフォースの全体を見えなくなってしまったと言っても過言ではない。そして、その独断的な解釈が足枷になり、フォースの流れを自由かつ柔軟に対応できなくなってしま…
宮崎駿と半藤一利の座談会 (2013年08月)からの抜粋Excerpts from Dialogue between Hayao Miyazaki and Kazutoshi Hando (August 2013): Source: Studio Ghibli 日本は国家戦略で追いつけなかったJapan could never catch up 半藤一利:零戦にしても、あとの…
宮崎駿と半藤一利の座談会 (2013年08月)からの抜粋Excerpts from Dialogue between Hayao Miyazaki and Kazutoshi Hando (August 2013): Source: Eiga.com 半藤一利:映画(風立ちぬ)は、昭和の初め、日本が戦争の泥沼にはまっていく時期を舞台に、そこに生…
日本の戦国時代史上最も有名の合戦を描く、超絶歴史エンターテインメントと称された宮下秀樹が書いた「桶狭間戦記 」という漫画をこの間、また再読することにした。何回も再読したこの漫画だけど、いつも新たな発見があり、それがまた新た「問い掛け」を投ず…
中国文化史の研究家である阿辻哲次(京都大学)の助言を頂いてスターウォーズ新作の映画の小説の翻訳に携わった稲村広香が編集した「スターウォーズ:漢字の奥義」は興味深い一冊だ。「漢字を知れば、宇宙が、人間が、己が解る」というテーマに基づいて、「本…
初めてのスターウォーズの実写版テレビドラマである「ザ・マンダロリアン」は北米より約一ヶ月半を遅れて2019年末に日本で配信し始め、日本のスターウォーズファンに置いて大好評ともなっている。第一シーズンはいくつのお決まりセリフを生み出して、その中…
言語は生きているものであり、絶えることなく移ろいでいる。歴史の変遷や社会の変革により単語の意味が「変身」して、それに応じて表現とそれに絡む「価値観」も変わることがよくある。日本語も例外でない。仏教や漢字を始め朝鮮半島を通して日本に伝来した…
今年の4月中旬に全米で原題「ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー」が発表された約2ヶ月後の6月24日に遂にその邦題の「スカイウォーカーの夜明け」が解禁されました。ちょうど41年前の1978年6月24日にシリーズの第一作目「スター・ウォーズ エピソード4/新…
日本語を勉強する方が最初に習う100動詞の中に必ず「開く(ひらく)」が入っていると思います。拙僧が最初に使った日本語教材もそうでした。「開く」が用いられた例文も今もはっきり覚えています:「扉を開きます。」こういうのは意味深い例文と言い難く、「…
現代書道アーティスト劔朧(Kenro)による「光と闇」 "Light and Shadow" by contemporary Japanese calligraphy artist Kenro 会社の近くにあるギャラリーで週替わりの個展を毎週開催しています。今年の初めに特に興味深い個展が開催されました。その個展の…
1890に起きたウンデット・ニーの虐殺で殺されたスー族 (ラコタ族)のビッグ・フート酋長 Chief Big Foot of the Lakota, killed in the Wounded Knee Massacre of 1890 歴史においてアメリカ大陸の通称の一つは「the New World(新しい世界)」です。この通称…
画集に載っているものはある意味で「再現」に過ぎないです。本物を見ると改めてそれを痛感します。友人と一緒に来日中の「フェルメール展 」を観に行ったとき、まさにその思いがしました。本展示会では「光の魔術師 」と称されることもあるヨハネス・フェル…
好評の漫画である「ヴィンランドサガ」の新巻の発売をきっかけにシリーズについて改めて回想する機会としました。11世紀の頭の北欧が舞台となるこの漫画ですが、「償い」というテーマを中心に物語が展開していきます。主人公のトールフィンにとって償いの道…
出所:Vincente Valentine Source: Vincente Valentine 昨年の12月にエピソード8「最後のジェダイ」の公開に伴って、毎日新聞が「私とスター・ウォーズ」という興味深い特集を掲載しました。その記事で紹介された一人は禅僧の枡野俊明でした。この記事のお…
今週は休みを取って、日本庭園を見たい来日中のお馴染み友人を昭和記念公園 へ連れて行きました。拙僧は何回もそこへ訪れたこともありますが、公園の奥の方にある日本庭園まで足を運んだことはなかったので、拙僧は非常に楽しみにしていました。そこでは#盆…
間もなく五月が終わりを迎え、そこで梅雨の兆しでもある紫陽花 があちこちで咲き出しています。満開の桜は日本 を代表する風景とも言われていますが、個人的に拙僧が一番好きのは梅雨前の時季に咲く紫陽花です。まるで#モネ などの印象派の画家の筆から垂れ…
「フォースの覚醒」が公開された2015年はある意味で「スターウォーズの年」でもあって、世界中にそのワクワク感が繰り広げられました。この日本でも多岐に渡るスターウォーズ関連の企画が展開され、その一つは日刊スポーツが手掛けた「スターウォーズ新聞」…
日本のテレビの気に入り番組を挙げようと言われますと、まず思い浮かぶのはNHKで放送される「100分で名著」です。「旧約聖書」から「般若心経」まで、多岐に渡る名著を取り上げて、四回(一回ずつは25分)に渡ってその名著のテーマと文化的な価値を考察する…
Source: 800 Pound Production スターウォーズエピソード4: 新たななる希望を始めて見たのはいつごろだったのかはっきり覚えていませんが、その映画が拙僧に焼き付けた印象は一生に渡って鮮明に映え続けています。印象的なシーンはあまりにも多いですが、そ…
映画「スター・ウォーズ」の最新作、エピソード8「最後のジェダイ」の公開に伴って、毎日新聞が興味深い特集を掲載しました。「私とスター・ウォーズ」というテーマで、各界のファンにスターウォーズに対してどのような思いを寄せているかを語ってもらった…
''おまえと違ってわしにはフォースがついておる。強力な味方じゃ、それはな。生命がそれを生み出し、育てるのじゃ。そのエネルギーはわしらを取り囲み、結び付けておる。わしらは輝ける存在じゃ。粗雑な物質ではない。周囲のフォースを感じるのじゃ。ここに…
最期のジェダイの公開日が迫る中、新たななチラシが日本の映画館に配布されています。こういうチラシは日本の独特な広報方法でもあり、かなり質の高いB5用紙で仕上げています。通常はその表面は映画館の内外に飾るポスターと同様のデザインになっており、そ…
言語を習うのは言葉の置き換えの式を覚えることに非ず、その言語の成り立つ語彙の文化的な背景を理解してそれ受け入れるプロセスではないかと個人的に思っています。その文化的な背景は価値観としてその言葉に反映されて、その言葉に潜在する機能を存分に引…